カルボのAGA薄毛対策研究所

30歳から薄毛と戦っているカルボが薄毛にまつわる様々な説を検証するブログです。また、ネットに氾濫する巧みな広告表現を使う詐欺まがいの育毛ビジネスや嘘ばかりの育毛情報の闇についても警鐘を鳴らしています。低出力レーザーのヘアマックス (HairMax)についてもたくさん書いています。カルボが薄毛の他に苦しんできた過敏性腸症候群 (IBS)の体験談も載せています。―主な参考文献:「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」,「日本消化器病学会ガイドライン」

AGA対策でフィナステリドを上回る効果!デュタステリドの効果とは?

AGA対策でフィナステリドを上回る効果!デュタステリドの効果とは?

デュタステリドは、イギリスのグラクソ・スミスクライン社が開発した医薬品「アボルブ」の有効成分です。もともとは前立腺肥大症のために開発された薬でしたが、このデュタステリドが男性型脱毛症(AGA)に効果があることが分かり、AGA対策に使用されています。今回は、デュタステリドのAGAに対する効果について解説します。

デュタステリドのAGAに対する効果とは?

デュタステリドのAGAに対する効果とは?

デュタステリドとは?

デュタステリドは「ザガーロ」という名前でAGAの治療薬として使用されており、2016年6月から日本国内でも販売開始されています。ザガーロには「ザガーロカプセル0.1mg」と、「ザガーロカプセル0.5mg」の2種類があります。

 

デュタステリドの効果はフィナステリドと比較して高い?

このデュタステリドの効果は、あのフィナステリドを上回ります。

 

なぜなら、フィナステリドはAGAの原因物質であるDHT(ジヒドテストステロン)の発生を促す5α還元酵素(リダクターゼ)のⅡ型のみの働きを抑えるのに対し、デュタステリドは5α還元酵素(リダクターゼ)のⅠ型とⅡ型の両方の働きを抑えられるからです。

 

また、フィナステリドの半減期(薬の血中濃度が最大濃度の半分になるまでにかかる時間)が約4時間であるのに対して、デュタステリドの場合は3~5週間と圧倒的に長いです。つまり、デュタステリドの方が遥かに長く体内にとどまり、効果を発揮しやすいと言えます。

 

事実、デュタステリドの抜け毛の防止効果はフィナステリドと比較して高いことが臨床試験で確認されており、フィナステリドでは不十分だった増毛効果もあることがわかっています。増毛効果は、毛が長く太くなることと、単一毛根から複数の毛が生えることによって表れるようです。

 

このように、抜け防止の効果および増毛効果において、デュタステリドはフィナステリドを上回ることが確認されています。このように、抜け防止の効果および増毛効果において、デュタステリドはフィナステリドと比較して高いことが確認されています。デュタステリドとフィナステリドには、効果の程度という点で違いがあるのです。

 

効果の高いデュタステリドの服用量

「ザガーロカプセル0.5mg」の効果は、フィナステリドの1mg摂取した場合の1.5倍と言われています。そのようなわけで、強めの効果を期待する場合には、「ザガーロカプセル0.1mg」よりも「ザガーロカプセル0.5mg」の方がおすすめとなります。

 

デュタステリドの注意点

ただし、AGAを原因としない薄毛、例えば、円形脱毛症などには効果なしです。また、フィナステリドと同様、20歳未満での安全性および有効性は確立されていませんし、女性が服用することは禁忌となっています。

 

デュタステリドの副作用

デュタステリドの副作用

デュタステリドの副作用

フィナステリドと同様、デュタステリドにも副作用があります。具体的には、下記の通りです。

 

・3.9%に性欲減退の副作用が発現する

・4.3%に勃起機能不全が発現する

・1.3%に精液量減少が発する

・1.5%に乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)

・重大な副作用として、肝機能障害(アボルブ:1.5%、ザガーロ:頻度不明)、黄疸(頻度不明)がある

 

デュタステリドの副作用のリスクはフィナステリドと比較すると高い?

デュタステリドの副作用のリスクは、フィナステリドと比較すると高いのでしょうか?

 

その答えについて考えるために、フィナステリドの副作用を見てみましょう。

 

フィナステリドの副作用は下記の通りです。

 

・1%以上5%未満に性欲減退

・1%未満に勃起機能不全、射精障害、精液量減少

・発現率不明の副作用として、睾丸痛、男性不妊症・精液の質低下、乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、眩暈、そう痒症、蕁麻疹、発疹、血管浮腫などがある

・頻度不明ながら重大な副作用として肝機能障害が起こり得る

 

これらの副作用をデュタステリドの副作用を比較してみますと、フィナステリドでは「頻度不明ながら肝機能障害が起こり得る」となっているのが、デュタステリドでは「重大な副作用として、肝機能障害(アボルブ:1.5%、ザガーロ:頻度不明)がある」とやや肝機能障害のリスクが異なることがわかります。

 

また、フィナステリドでは。黄疸について触れられていませんが、デュタステリドでは頻度不明で黄疸が発現し得るとなっています。

 

さらに、フィナステリドでは勃起不全が1%未満なのに、デュタステリドでは4.3%となっています。こうした点から、デュタステリドの方がフィナステリドよりも副作用のリスクが高めであることがわかります。

 

なぜデュタステリドの副作用のリスクはフィナステリドより高いのか?

なぜ、デュタステリドの方が副作用のリスクが高いのでしょうか?大きな原因としては、デュタステリドの半減期の方がフィナステリドの半減期よりもはるかに長いことが考えられます(フィナステリドの半減期が約4時間であるのに対して、デュタステリドの場合は3~5週間)。

※半減期とは、薬の血中濃度が最大濃度の半分になるまでにかかる時間のことで、半減期が短ければ薬が作用している時間も短く、反対に半減期が長ければ、薬が作用している時間も長い、ということになります。

 

AGAの治療薬に限らず、化学的に作られた薬は、体にとっては異物であり負担となります。特に体の中で解毒の働きをしている肝臓は、半減期の長い薬によって負担が増し、肝機能障害といった副作用のリスクが高くなってしまうのです。

 

デュタステリドはAGA・薄毛対策に高い効果を発揮する薬で、危険性もそれほど高い薬ではありませんが、フィナステリドと比べると副作用のリスクが高いということを覚えておきましょう。

 

AGAクリニックでも、副作用のリスクを考慮し、フィナステリドを治療法の第一選択肢とし、フィナステリドで十分な効果が得られない場合にデュタステリドを処方するようにしているケースが多いようです。

 

デュタステリドはフィナステリドよりも効果が強い分、副作用のリスクもやや高いと言われています。ですから、デュタステリドは、AGAクリニックの専門医などの指導の下に服用するようにしましょう。

 

【効果のある薄毛対策についてまとめた記事】

www.calvo-aga.com

 

※参考サイト、参考文献

医療用医薬品 : ザガーロ

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

 https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

 

 記事の最終更新日:2020年5月20日